不登校だけど給食だけ行けた|小学5年生娘の揚げパンチャレンジDAY

カオスな日常

不登校だけど給食だけ行けた|小学5年生娘の揚げパンチャレンジDAY

不登校の娘が「給食だけ行ってみたい」と言い出した日

ある日、たまったプリント類を
私が学校に取りに行ったんだよね。
そしたら、
その中に「給食だより」が入ってた。

ああ、給食かぁ。
もうずっと食べてないな、娘。
どうせ食べないなら、
給食止めた方いいのかな。
相談してみるか…なんて思ったり。

そう思いにふけながら
「今月は、娘の好きなラーメンがないなぁ」
なんてぼーっと考えたりしてた。

で、その日の夜。

テーブルの上に「給食だより」を
置きっぱなしにしていたのを
娘が見て手に取って。

「あ、揚げパンの日がある!おいしいんだよ~」

と教えてくれた。

「それにシチューも出るじゃん!」

って。

しばらく給食も食べてないなぁ、と言いながら

「…給食だけ、行ってみようかな」

って娘が言ったの。

「できるのかな、そんなの」
って。

…え!?マジで!?
って、
私は内心ガッツポーズしそうだったけど、

そこはグッとこらえて、
平常心モード発動。笑

「うん、給食だけ行けるよ☺️」

って、いつも通りの顔で返した。
もう内側では
太鼓隊がドンドコ祭りだったよ…!!

えええ、行きたいって言った!
娘が、学校に!
それが給食だけであっても!えええ?!

私は内心混乱しつつも
表情は冷静に。。。←これ大事。

次の日の昼間、学校に電話して相談。

「娘が揚げパンの日に給食だけ食べに行きたいって言ってるんです。
でも、生徒には会いたくないみたい。
誰にも会わないように給食だけ食べて帰ることはできますか?」

そう相談の電話をした。

そしたら、
担当の職員さんが対応してくれて

別室登校ができるお部屋があるので
(通称ステップルーム)
そこでいいですか?って言ってくれて。

昨年も娘は
そこのお部屋でお世話になっていたので
娘も学校の中では安心できる場所なの。

そして、

誰にも会わないで
給食食べて帰れる時間を
細かく教えてくれて、

最後に

「誰か、気の合う先生と一緒に食べたらどうでしょう?」

って提案もしてくれた。

娘は電話中に
「あの先生がいい!」って
昨年お世話になった先生の名前を言って
それを伝えたら
「都合がつくから、その先生と一緒に食べましょう!」

ってことになった。

神采配!
ありがとうございます!
娘は、給食食べに行くことを
とても楽しみな感じだった。

もちろん、親としては
「もし直前にやっぱりダメだったらごめんなさい」

という言葉を先生にはお伝えした。。。

だって、
直前に「行けない」ってことが
あるんだもん。

期待せず、
でも
行きたい気持ちに全力で寄り添うスタイル!

給食だけの登校。それでも大きな一歩だった理由

結論から言うと

「行って食べてこれた」

たった1時間、
それも“給食だけ”なんだけど。

でも、
不登校の娘が自分で
「行きたい」って言って、
実際に行けた。

そのことが、

もう十分すぎるほど大きな一歩だった。

学校=怖い場所、
って思ってたはずなのに、

「行ってもいいかも」って
気持ちが芽生えた。


それって、
心の中にちょっとだけ
日頃の
“安心”が増えた証なんじゃないかな。

家で、
ゆっくり元気と安心チャージしたから。

そう思ってるんだ。

安心できる環境が、子どもの背中を押す

今回、
お姉ちゃんが行ったのは
さきほども説明した
「ステップルーム」っていう特別な部屋。

保健室のとなりにある。

そこは、
私の電話での要望通り
誰にも会わなくていい場所で、
大好きな先生が1人いてくれるだけ。

しかも、当日は
娘の希望により私は同伴させてもらって
となりにチョコンと座ってた。
(先生にしたら、緊張しただろう…スンマセン)

娘はその先生と2人でご飯を食べて、
私は横でお茶をもらって、
ただ静かに座ってた。

先生とは
昨年とても仲良くしてもらってて
娘も先生のことが大好き。
女の先生。若くて穏やかな方なの。

先生「休みの間、家で何してた?
 「漫画読んでたよ」

先生「何読んでたの?
 「暗殺教室かな」
先生好きなキャラとかいるの?
 「○○かな、サブキャラが好きなの」

先生「あとなにしたの?
 「ゲームかな、スプラ」

とか、
本当に他愛のない会話を
穏やかにしてた。

あとは、
今日の給食が楽しみで、


絵に描いたりもしたんだよ!」

なんて話も先生にしてた。

「アイビスペイントっていうアプリで
指を使って絵を描くんだけど
結構それが楽しいんだ」
なんて。

3人の中には
とても静かで穏やかな時間が流れていた。

私は、まさか今日こういう形で
給食だけでも食べに来られるだなんて
本当に夢のような、というか

まだ半分信じられないような。

でも、それを俯瞰しながら


まぁそういう気分だったんだろうな。
って

すごく喜ぶでもなく、
ただ静かに納得してたというか。

給食が食べたかったんだろうな。
本人も学校には
行くきっかけも欲しかったのかな。
学校には行きたいって
気持ちもあったみたいだし
何がきっかけになるかわからないもんだなぁ

なんてしみじみしたりして。

食べ終わったらすぐ、
ほかの生徒が教室から出てくる時間になるから
早めに帰るか!ってことで

そそくさと退散して
帰ってきた。

帰宅後はすぐ部屋に入って
疲れたのか横になって休みながら
なんかしてたっぽい娘。

学校に行ったのは
1時間だけでも、

ものすごいエネルギー使ったと思う。

そして、
私は前日からものすごい緊張してた!!
これはもちろん家族は知らないだろうけど!!
ドッキドキしてて

口から心臓が出そうになったり
動悸息切れしてたくらい

私はめちゃくちゃ心配だったし
緊張しまっくてたことを
ここに記しておきます!!

余裕の表情でいないといけないのは
わかっている。がしかし

私の心の中は嵐!
なので、
Xのポスト連投して
心の内を吐きまくってました!!

みなさんごめんなさい

聞いてくれてありがとう!!

ああ、
不登校の子を持つ親は
本当に子どもと自分の
感情のアップダウンと付き合うのが
大変だ!!と

感じたできごと。。。笑

私も超絶疲れた!!

学校行く前の様子はどうだったか?

まず

娘は、時間ギリギリまで寝てた。

最近は昼夜逆転してる娘、
寝る時間が夜中3時4時なのよ。

この日もそうで。
でも寝る前に娘がね、

「明日は叩き起こして!」
「起きなかったら何回でも起こして!」

って言ってたので
遠慮なく起こした←

いつもは昼まで寝てるけど
給食はその時間に起きたんじゃ
間に合わないからね。

↓これが以前書いた昼夜逆転娘のゲームについてのブログ。

スッと起きたよ。
そして、1つまた絵を描いてから
家を出た。

車から降りる時だって
思った以上にすんなりだった。

駐車場に行くのも無理だった
2か月前に比べたら嘘みたいだった。

キョロキョロして
生徒が誰もいないことを確認して
「いまだ!」って玄関までダッシュ

本人の希望でランドセルは持たずに
娘はこっそり玄関まで入り
私はチャイムを押して先生に来てもらって
ステップルームを案内してもらった。

という流れだった。

この間、娘は
一度も「帰る」って言わなかった。
決意は固かったんだな。
揚げパンへの熱意が強かったんだね。
(そうなのか?)

「学校に行けた」より「安心して過ごせた」が大事

“行けた”とか、“登校”とか、
そういう言葉に
別にこだわらなくていいなって思った。

娘は、自分のペースで、安心できる空間で、

「行ってみる」って決めて、
「できた」っていう経験を積めた。
それだけで、
もう100点満点どころか300点満点かな✨

不登校になって2か月。

当初は「学校が怖い」って言ってたこともあったし
玄関から先が入れない!って
泣いてたこともあった。

でもなぜか

給食が
大好きな揚げパンだったからか?
それとも
この2か月の間
ずっと家で過ごして
学校も行かないでいいってなったら

少しは安心して
暮らすことができたんだろうか。
心に安心チャージができたんだろうか。

そうあってほしいなと思う。
なかなか本人の問題だから、
親がわからないことも多いし
本人もわからないことが多い中で

この日

なんだかよくわからないけど
給食を食べに行けた。

それが事実ってだけ。
別に学校に行くことが正解でもないし。
ちょっと、自分で決めて行動できた、
それだけ。

これは私たちの「給食記念日」

この日は、
わたしの中で
「給食記念日」になった。

いつか、
娘と一緒に
この日のことを笑って話せたらいいなぁ。


「ママ、あの時お茶飲んでたよねー」
とかって。笑

きっと、またここから
不登校の日は続いていくんだろうと思う。

すぐに学校行くなんてことには
ならないはずだ。

現に「学校行かないけどね!」って
娘は笑って言ってたからね←

焦らなくていいと思う。
学校だって、
無理に行く必要ないって。

行きたければ行けばいいし
行けなければ、行きたくなければ
家でゆっくりしたいことしてればいい。

他の子と比べなくていい。
うちのペースで、一歩ずつ進めばいい。

娘が不登校になってから、
親の私もだいぶ価値観が
変わったなぁと感じる。

かつては、私
ランドセルひっぱってでも
登校させようと
必死だったことがあったんだもん。

でもそれでも
まだまだ、葛藤したり
自問自答の日々は続くとは思うけどね。

さいごに🌸

同じように悩んでるママがいたら、
この話がちょっとでも
励みになったら嬉しいです☺️

「たった1時間」ではあるけど、
されど!

“その子にとっての一歩”が、

どれだけ大きなことか。
それを、
私たち親が一番わかってあげたいよね。

そして

学校に行けなくて
ずっと家で過ごしてて
親だって不安や悩みで迷宮入りすると思う。

私も、

「いつまで続くんだろうなぁ」って
正直思ってたりする。
思うように私も働けなかったりするし。

でも、
今回の
給食だけ登校した事実

これをうけて
無駄な時間ってないんだなと感じたよ。

ずっと家にいて、ゲームばっかりやって
昼夜逆転して
こんな生活してて本当に大丈夫か??

って思うママさん多いと思うんだ
私は毎日のように思ってるけどさ。

でも、
ある日勝手に、子どものほうが
動きたくなる時が
来るかもしれない。

きっとうちの子は、
今回給食を食べに行ったから
またスタミナチャージ期間に突入すると思う。


必ず「みんな大丈夫だよ」
とは
言えないことなんだけど…

でも、

不登校の原因って
目に見えないことだらけだから
不安も苦しみもたくさんあるけどさ

「無駄なことなんかないんだ」
「きっと明日への活力になってる」

そう思いつつ
過度に期待もせず
できるだけゆるく暮らしていけたらと
私は思うわけです。

難しいよねぇ。本当に難しい。
だからこそ、みんなで
励ましあったり
共感しあったりしながら
やっていけたらと思っています。

不登校の子を持つと
親は大変だ!

っていうのを日々実感しつつ
今回のブログを書きました。

感想、イイネなどぜひお待ちしています!
情報交換も大歓迎です!
また日々の
できごとシェアしていきますね♪

コメント

  1. この一歩がどれだけ大きな一歩か…!
    やっても無駄な努力は、この世にひとつもないことを教えてくれますね!

    • うる。 うる。 より:

      コメントありがとうございます!
      突然の出来事で、私もよくわからないうちに終わってましたw
      でも、きっとこの数か月、家で娘が少しは休めたのかな?って思ってます。
      今回はひとまず、「良かった」です^^
      引き続き、寄り添っていこうと思います✨

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