【支援が届かない】“グレーゾーン”って何?診断がつかない子育ての苦しさ

こどものこと

ASD「グレー」ってどういうことなんだ?


“グレー”って何?診断がつかない子育てに感じた不安

“グレーゾーン”って、診断がつかない子育てのこと。
困ってるのに支援に繋がらない、制度の隙間にいる子どもたち。
私の6歳の娘も、その“狭間”にいた。

🟠グレーゾーンって?
発達に困りごとはあるけど、診断基準はギリ満たさない。
医師にも「様子見」「家庭で頑張って」と言われがち。

✅でも、家庭ではめっちゃ困ってる
✅でも、支援に繋がらない
✅でも、親だけが頑張ってる

それが、「グレーゾーン」の正体です。

次女6歳。
医師から「アスペ」と言われたけど、
診断名も支援もなかった。

家庭では毎日のように癇癪。
でも、幼稚園では優等生。

一体“グレーゾーン”ってなんなの?

家庭での癇癪がなかなかにひどい。
さすがにワガママでは説明がつかないと感じる。

気に入らないことがあると、叫ぶ。
あげく「家出までしてしまう」
↓家出したときのことはこちらへ↓

お友達とさよならができない。
まだ遊んでいたい気持ちが強くて
公園から帰りたがらずに癇癪を起こす。

家では不良少女のような言葉遣いになって
ダイニングの椅子をなぎ倒してしまう。

↓その日の様子はこちら↓

小児科で「アスペだね」と言われた日

そんな次女6歳。

先日
勇気を振りしぼって役所に相談。
そして、小児科を紹介してくれた。
「アスペだね」と先日小児科医師から言われた。

アスペ=アスペルガーのことで
現在のASDのことです。
なるほど、やはり。という気持ち。

私は、次女の癇癪の時の対応や
家族を支えてくれる支援があるなら
それを教えてもらえるような場所、
それに
療育なんかあるなら、通わせたいと
思ったりしてはいたのだが…

結果的になし。


一度の心理士さんの面談を最後に
次回の予約も次につながる支援もない。
これといって書面も出ず。

「家庭で頑張ってください」

と言われただけで、
終わってしまった。
終了。

私はてっきり、
「次のステップ」があるものだと思っていたの。

気づいた時には、ぽっかりと心に穴があいていた。

でも、色々調べてみた結果
これがどうやら“普通”らしい。
うちの娘の場合は、服薬がいらないレベル
そして、おそらく何も言われていので
「発達検査もいらない」
多分そういうレベルなんだろう。
何も言われていないから、きっとそうなの。

もし家族で対応してみて、
またなんかあったら小児科受診でも

という感じだった。
家庭でどうにかなるものなのか…
私は知らなかった。
どっかしら、支援につながるものだと
勝手に勘違いしていたのだ。


誰も
「そういうものだよ」とは教えてくれなかった。
何をどうしたらいいのか、
親が一人で調べて考えて、
動くしかないのが今の現実
──それが“グレー”という世界だった。


グレーゾーンの子どもに、支援が届かない現実

声を上げても、なかなか支援にはつながらない…

発達障害の診断がつかないと、
実際問題、支援にも繋がりにくい。
療育にも通いにくく、
幼稚園や学校からも「今はまだ様子見で」と言われがち。

現に、うちの6歳娘は
幼稚園では優等生なんだそうだ。
周りのことをよく見ているし、
お友達のトラブルはいきさつがわかるので
先生にそれを教えてトラブルの解決に
一役買ったりもしているとか。


けれど、
それとは正反対で
家庭では既に日々限界ギリギリ。

周囲には“ただのワガママ”に見える行動に、
親だけが必死に対応している。

旦那は小児科医に「アスペ」と言われて
やっと怒るのをやめてくれた
(これは本当に心から良かった。)


それまでは「根拠がなかった」から
ちゃんとワガママはしつけないと、と
一生懸命に怒っていた。

でも、結局子どもには
「自分が悪かったから怒られている」
と感じられず
「何で怒られたのか分からないけど、怖い」だけが残っていた。
そして
父親に対する不信感、恐怖心だけが残り
父親に寄り付かない子になった。

子のためを思って怒ってた父親と
怒られて恐怖にかられた娘
その間で場を取り持つ母の私。


娘は、
怒られると癇癪がひどくなって
さらに泣き叫んでしまう。
そして、
父親はたえ切れず家を出て行ってしまう。

これの繰り返しだった。

この苦しさ、誰がわかってくれる?
声を上げても、支援にはつながらない。
それが“グレーゾーン”という場所の怖さだと、
このたび私は知った。


「家庭で頑張れ!」って言われても無理があるよ!

もういっぱいいっぱい!ってなって当然じゃん!

実は私には、
少しだけ“備え”があったのよ。


障害児・者ケアをほんの少しだけ、と
認知症高齢者相手の仕事をしていたから、
対応の工夫や制度の知識が少しだけある。
人に寄り添うことや傾聴の大切さも身に染みてる。

でもね、それでもしんどいんよ。
じゃあ、
全く知識のないパパママだったら?

パパが怒り続けてしまう家庭。
ママが一人で抱えて心を病む家庭。
そんな場所、絶対あるよ。
ウチでさえ大混乱なんだから。
私だって病みそうになってた。

家庭で“頑張れ”と言われて
済むレベルじゃない。
支援が届かないせいで、
壊れていく家族がきっとある。

だって、現に私だって
それなりにちょっと理解あったって
もういっぱいいっぱい!ってなってる。
これは大変な世界だ…そう感じて
ブログにせずにはいられなかった。


「家庭で見守ってください」の次が欲しい!

世の中の制度とか仕組みの「穴」の向こう側に向けて

医師も心理士さんも、
「家庭で見守ってください」で終わる。


でも私たち親は、
その“次”が欲しい。

何か困った時、
相談できる場所が欲しい。
「これで合ってるのかな?」と
確認できる人が欲しい。

今の制度では、“診断がつかない”というだけで、
その先がなくなってしまう。


だから、
グレーゾーンにいる親たちは孤独になりやすいし、
自分を責めやすい。
普段結構楽観主義だし、ポジティブ人間な私でさえ
さすがに自分を責めることもあったし
絶望感を味わったわ。なんだこれ、って。
詰んだ感。

でも、悪いのは親じゃないんよ。
これはさ、仕組みの“穴”なんだわ。


今回の

役所相談→小児科受診→心理士さんの相談


この流れで
私は世の中の制度とか仕組みについて
本当に頭が痛くなるほど考えたよ。

きっと、
こういう家庭ってたくさんあって
悩んで困ってる人、山のようにいるんだって。
もちろん、今の自分だってそうだよ。
まだ、全部腑に落ちてない。
困ってるのにどうにもならない。
だんだん、その想いが
行き場のないことに気づいて
途方もない不安だったり諦めに変わりゆく。

こういうの、
この国に腐るほどあるんだって知った。
知ってしまったから
私はいち経験者として発信を続けていこうと思う。


おわりに|もっとみんなで声を上げていい!

💬診断がない=支援もない。その“狭間”にいる親たちへ

私もまだ、日々揺れている。

「これでいいのかな?」
「この子に合ってる対応できてるかな?」
「これで娘のためになってるんだろうか?」


そんな不安はまだまだ消えないんよ。

でも、だからこそ、これからも
ちょっとした言葉にしていこうと思う。

グレーゾーンの子と、
その親のリアルを、
もっと可視化していきたい。


支援の届かない狭間にいる家族が、
ひとりぼっちにならないように。

この記事が、
そんな誰かの「わかるよ」に届きますように。

そして、


制度の支援に届かない困り感を
みんなで共有しながら
子育てしていけたらと思っています。

いつの日か、
私たちの困ってるこういう部分にも
支援が届くやさしい国になることを願ってる。

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