カウンセリングレポ~不登校の娘が笑顔で「また来たい」
全肯定カウンセリングで心が軽くなった理由
こんにちは、うるです。
今日は、不登校の娘が初対面の大人に心を開き、
笑顔で話してくれた日の記録を残します。
同じように悩むママやパパに、少しでも届けば嬉しいな。

学校が怖い、行けない――そんな5年生、10歳の娘
わが家の10歳の娘は、不登校2か月目。
もともと繊細で、人一倍感受性が強い子。
学校に行きたくない気持ちを抱えながらも、
「行けない自分はダメなんじゃないか」
「なんで自分は普通じゃないんだろう」と思い詰め、
情緒不安定になる日が続いていました。

泣いたり叫んで暴れたり。
小児科受診し、脳波や脳のMRI異常なし。
「強めのチック」ということでした。
ストレスなんだろうなぁ。。。
そんな中、自分から
「カウンセリングに行ってみたい」と言ってくれたんです。
小さな一歩ですが、これが大きな転機になった。
もう、情緒不安定なのが自分でもつらいんだって。
よく頑張ってきたなぁ。ソッコーで予約。
幸いにも、
5日後にカウンセリング予約取れました。
地域の個人の小児科でやってるところです。
男性の先生です。
初めてのカウンセリング:最初は緊張と不安だらけ
私は、娘のことを簡単にまとめた
A4サイズの用紙2枚を持参して行きました。
それを、受付の方へ
「簡単にまとめたものです。
もしよかったら目を通していただけたら幸いです」
とお渡ししました。

これ、のちに先生から
「見やすくてわかりやすくて良かったです、ありがとうございます」
って言われたから、
もし行かれる方は持っていくのをお勧めします!
カウンセリングの時間は30分って決まってたので
少しでも時間を有効に使えたらと思ってまとめていったの。
カウンセリングルームに入った娘は、
表情は固まっていて
回転する椅子に座って、ぐるぐる回り、
先生と目を合わせることもできない様子。
私も隣でドキドキしていました。
でも、先生はそんな娘を責めることなく、
ただ穏やかに見守り、ゆっくり話しかけてくれたんです。
「大丈夫だよ」「無理しなくていいよ」
という全肯定の姿勢が、
最初からずっと伝わってきました。
「学校は行かなくていい場所なんだよ」先生の魔法の言葉
先生はこう言ってた。
「情緒が不安定なのは、行きたくないのに学校行かなきゃいけないって思ってることの葛藤からきてるんだよ。
でもね、学校は無理して行く場所じゃないんだよ。」
「学校の制度は、もう時代に合わなくなってきてる。
だから、あなたは行かなくて大丈夫。」
娘の表情がちょっとずつ和らいでいくのが分かった。
あっちの方向見ながらも、先生の話を聞いてる。
「学校って例えるならゴジラみたいで怖いよね。
でもゴジラが嫌でも、別に生きていけるから大丈夫だよ。
ゴジラが好きで行く人もいるし、ゴジラが嫌だけど、仕方なく行く人もいる。
でもあなたは、ゴジラが嫌だってわかってて、行きたくないっていう意思があるの。
体に出てるの。足が向かない、入れないってそういうことなの。
だから、無理に行くことないの。全国にあなたと同じような人が30万人いるからね。
自分が特別で、自分が普通じゃないって悩むことないよ、たくさんいるんだよ。
だから、あなたは学校に行く必要ないからね。」
と笑顔で受け止めてくれました。
このとき、娘が笑顔になって。先生と向き合って
話をするようになったの。

「あなたはクリエイティブな人」――学校にこだわらない生き方
先生は続けて、
「あなたはクリエイティブな人なんだよ。
絵を描いたり、歌を歌ったり、そういう活動が好きなんだね。
やりたいことをする時間を大事にした方が未来のためになるよ。」
「読み書きそろばんができれば生きていけるし、高校も通信がある。
学校は医者や弁護士を目指す人のための場所。
あなたはあなたの道を歩けばいいの。」
この言葉に、娘の肩の力がどんどん抜けていきました。
「学校行けない=ダメな人」ではない。
むしろ、自分の感覚に正直だからこそ、
別の道を選べるんだ。
「嫌な人に無理して会わなくていい」選べる自由
娘が
「みんなは嫌でも学校行ってるのに、私は行けない」と言うと、
「周りの子は“なんとなく仕方なく”行けるだけ。
でもあなたは本当に嫌なんだよね?なら、無理する必要はないよ。」
「お友達も選んでいい。
あなたに嫌なこと言ってくるような、
幼稚な男子と無理に一緒にいなくていい。
気の合う子とたまに会って遊べれば、それで十分。」
こんなふうに全てを肯定されたことで、
娘はどんどん心が軽くなっていったように見えた。
そして、「あなたが大人になった時に、大臣になって
学校の制度を変えてください」
ってにっこり笑いながら先生が言ったとき
「大人になんかなりたくない。夢も希望もない。
大臣になって社会を変えるとかいうことだって
大人になったら忘れてしまうんだろうと思う。
そういうもんなんでしょ?大人になるって。
だって、ママには夢ないんでしょ?」
なんて言われてさ。。。
「夢、誰にも言ってないけどあるよ!」

って言っちゃった。
先生もいたのに私も恥ずかしかったけどさ。
そんな、大人に対して不信感持ってるような娘を
目の前にしたらつい言っちゃったよね。恥ずかしい。
「社長さんになりたいと思ってるよ」って。
叶えられるようにその背中、見せていかないとなぁ~
笑顔で帰ってきた娘と、その感想
帰り道、娘は笑顔で、
「先生、カッコよかった!また行きたい!」と。
自分から次回の予約までお願いしたんです。
そして、いい大人だった、って。
娘の中では、大人に対するなにかあるんだろうな。

学校の先生に対しても、なにか思うところがあるのかな。
何が嫌で学校に行けないのかが明確ではないんだけどね。
(昨年の別室登校の原因は、いじわるする男子が嫌だったから
なんだけど、このたびの不登校のきっかけは正直わからない)
でも、
「話をちゃんと聞いてくれたし、気持ちわかってくれた」
っていうことが娘にとってすごくよかったみたいだった。
今回のカウンセリングは、大成功。
かなり嬉しかったみたいで、
心が軽くなったみたいだった。
不登校は「ダメ」じゃない――未来を切り拓く力
不登校だからダメなんじゃない。
学校に行けない=弱いんじゃない。
むしろ、自分の心に正直で、
未来を切り拓く強さがある証拠。
娘がその第一歩を踏み出せたことが、
私にとって何よりのギフトかな。
私自身も、つい勢いで言っちゃったけど
社長という夢を叶えて、
いつか同じように悩むママたちが安心できる場所を作りたい。
大人だって夢を持っていい。
そう、心から思ってるんだよね。

💌 読んでくれてありがとう!
このブログを読んで、
少しでも「うちだけじゃないんだ」って
思ってもらえたら嬉しいです。
これからも、
娘と一緒に少しずつ前に進んで行こうと思う
きっと、一進一退なんだろうけどね。
Xでもまた随時更新、シェアしていくので、
よかったら見てくださいね✨
コメント
素晴らしい先生と出会われたのですね。
うちは小2男子ですが、
今朝学校医の小児科に健診へ連れて行ったら、こちらの事情を一切聞くことなく、
学校行かない子は注射だよ!
と脅されました。
とても悲しかったです。
家族以外の大人にそのままの存在を肯定されることってとても大切な機会ですよね。
そんな大人の方と出会えたらなあ…とつい思ってしまいます。
乱文失礼いたしました。
また他の記事も読ませていただきます!
マコトさん、コメントありがとうございます。お読みいただき感謝です。
健診でのできごと、とんでもないですね…びっくりしました。そのようなことを言うお医者さんがいるなんて!
お子さんも、一緒にいらっしゃったご家族さんも、きっとものすごくショックだったでしょうね。
不登校の子がいて、親だってどうしたらいいのかわからない状態でいるというのに。
そのような言葉は、胸をえぐられるだけでつらいですね。
マコトさんのお子さんにとって、味方になって安心できる大人が少しでもたくさん現れますように!
親だって、大変な事多いですよね。
お互い、無理なくやっていきましょうね。
どうもありがとうございました。