~静けさの中で見つけた、自分を大事にする時間~
子どもがいない夜、ママはやっと「私」に戻れた
~静けさの中で見つけた、自分を大事にする時間~

毎晩、緊張して過ごしていたことに気づいた
いつもの夜は、
どこかで気持ちが張り詰めてる。
「今日は娘、泣かずに眠ってくれるかな?」
「急に荒れたり、パニックになったりしないかな?」
「うまく切り替えられるかな……?」
そんなふうに、
ずっと
“何かが起きるかもしれない”緊張感の中にいる。
知らず知らずのうちに、
体も心も力が入っていたんだろう。
でも、
毎日を無我夢中で駆け抜けているから
そういうことに気付かなかった。
今日は違った。静かな夜に、涙が出そうになった
でも今夜は違ったんだ。
お姉ちゃんが林間学校で1泊してるの。
そのおかげで、
我が家はすごく静かだった。
日中は、
普段なかなかできないこと、
下の娘と私と旦那と3人で
公園に出かけて
めずらしく3人の時間を過ごしたんだ。
お姉ちゃんがいつもは一緒だけど
今日はいない。
お姉ちゃんが
不登校になって情緒不安定になって
はじめてのことだったかもしれない。
家に帰ってきてからも
お姉ちゃんのこと時々心配しつつ
3人の時間を過ごして
晩ごはんのハンバーグ食べたら
電池が切れたように
私と下の娘は布団で爆睡…
着替えもせず、歯も磨かずに
転がり込んでしまった。
静かな夜。
少し寂しい気もしたけど、
正直に言えば、ものすごくホッとした。
怒る声も、悲しい泣き声もない。
ただ静かな空間で、
誰にも呼ばれずにいられることが、
これほどまでに尊いなんて。
「静けさ」って、こんなにあたたかいものだったんだなぁ。
眠りにつくまでのほんの一瞬、
心の中でそう思った気がする。
情報を追いかけ続けて、ずっと心が休まらなかった
思えば、ここ最近ずっと私は、
お姉ちゃんの不登校のことや、
発達の特性のことを
とにかくひたすら調べ続けていた。
Google検索の履歴は、
「HSC 特徴」「ギフテッド 」「感覚過敏 小学生」
「チック 不安」「子ども 癇癪 対応」……
気づいたら、
1日中“何か手がかりがないか”を探していた。
お姉ちゃんが、家族が
少しでも暮らしやすくなる方法はないだろうか
そればっかり考えて。
検索する手を止められない。
「調べて知識を得ることで、少しでも安心したい」
って、その一心だったように思う。
たぶん、寝てても考えてた。
今夜は、まるで魂が抜けたように、ぼーっとしてる
でも今夜は、
その検索の手も止まってた。
まるで魂が抜けたみたいに、
ただぼーっと、呼吸だけしている時間。
ああ、私、かなり疲れてたんだな。
ママとしてじゃなくて、
“ただの私”として過ごす時間って、
こんなにも心がゆるむんだ。
寝たのが早すぎて、夜中に目が覚めたから
こうやって振り返って
自分の気持ちを書き記しているよ。
明日からまた日常が戻ってくるけれど
明日になれば、また日常が戻ってくる。
子どもたちのにぎやかな声。
笑顔もあれば、怒りや涙もある。
お姉ちゃんは楽しい林間学校の反動で、
また感情があふれてしまうかもしれない。
それでも、
私は今日、“私の夜”をちゃんと過ごせた。
だから、きっとお姉ちゃんが
ちょっと乱れてもまた向き合って
対応できるだろう。
やっぱり、ママだって休息は必要だ。
体もだけど、心の休息が本当は
もっともっと必要なんだと感じる。
でも、たいていのママさんは
それが叶わないんだよなぁ。
子供と向き合うって
本当にパワーが必要だし
心のゆとりがないと優しくなれないんだよ。
めっちゃ実感してる。今日このごろ。
(だって最近旦那にめっちゃ怒っちゃう←)
「母親だから」じゃなく、「ひとりの人間として」
子どもたちは宝物だけど、
それと同じくらい、本当は
私も“自分”を大事にしてあげたい。
罪悪感なんていらないんだ。
本当は、疲れたら休んでいいし、
泣きたい夜には泣いていい。
今日は、
「私の時間を過ごせた夜だったな」って、
そう思える夜にして、
明日からの糧にしていけたらと思う。
🌙あとがき
このブログを読んでくれてありがとう。
「疲れた」って思っても、
口に出せない夜もあるよね。
でも、そんな夜にこそ、
「今日だけは、自分を大切にしよう」って、
思い出してほしいな。
子育て中は
特に不登校の子を持つ親っていうのは
どこにいても気が抜けないと思う。
考えないようにしてても、
どうしても頭の中が子供のことだらけ。
いいことも、
悪いこともめっちゃ考えちゃう。
だからこそ、
せめて少しの時間でもいいから
ホッとする時間ができたら
自分のことをかわいがる時間を作っていけたら。
ママだって人間だもん。
毎日頑張ってるから、
せめて子供が寝てるときくらいは
ぼーっとなんにも考えないで
自分の時間を楽しめたらいいなって思ったよ。
これから私も、
難しいだろうけど
そんな時間を作っていこうと思う。
今日はお姉ちゃんがお泊りだったから
ちょっとそんなことを思った日だったよ。
あなたの心にも、
今夜ほんの少しの静けさとやさしさが届きますように。
コメント
自分だけの時間をとるのって、本当に難しいですね…。
いまなら親たちが夜遅くまで起きていた理由がわかります…。
確かに、自分たちの親も夜遅くまで起きていましたね。
子どもが小さいと、一緒に親も寝落ちしたりするので「自分時間」なかなか確保は難しいなぁとも感じます。